多肉植物

初心者にも簡単!多肉植物の育て方を1から解説[日当たり、水あげ、置き場所]

近年、観葉植物として多肉植物を育てる人が非常に多くなり、ちょっとしたブームとなっています。
そこで今日は、これから多肉植物を育ててみたいと思っている方に向けて、多肉植物の育て方を1から解説していきたいと思います。
これを読めば、すぐに枯らしてしまったなんていう失敗はしないで済むと思いますので、是非参考にしてみて下さい。

多肉植物とは?

多肉植物は、葉、茎または根の内部の柔組織に水を貯蔵している植物の総称である。砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多い。
(出処:ウィキペディア)

多肉植物は、乾燥地帯に生育する、肉厚な茎や葉に水を貯めることのできる植物です。
代表的な例で言うと、サボテンやアロエなどが多肉植物ということになります。
(ただ、サボテン科は非常に種類の多いグループであるため、一般に園芸業界では「サボテン」とそれ以外の「多肉植物」とに分けて呼ばれることが多いそうです。)

その特徴から、多肉植物は水やりの頻度が少なくて済みます。
また、元々乾燥地帯に生育していることから、乾燥を好み、粒状の無機質用土に植えることと相性が良いので、害虫が発生しにくく、室内栽培にも向いています。

その上、見た目もユニークで可愛らしいので観賞用としてもぴったりです。

要するに、育てやすく、インテリアとしての相性も良い点が多肉植物の人気の理由なのです。

特に、人気のある多肉植物が以下です。

ハオルチア
エケベリア
セダム
アガベ

どれも見た目がユニークで非常に可愛らしいですよね。
特にきれいに育ったものが高額で売買されることもあります。

多肉植物に最適な置き場所

実際に多肉植物を購入したら、まずどこにおけばいいか迷ってしまう人も多いと思います。
結論から先に言うと、多肉植物は日当たりが良く、風通しが良い場所に置きましょう。

室内の場合は、カーテン越しの光が当たるところがベストです。
室外の場合は、明るい日陰が良いですが、直射日光が当たるところは避けましょう。
ただ、季節によってコントロールが難しいと思うので、キレイな形に育てたい方には、室内でのLED栽培を私は推奨します。
(多肉植物は、他の植物に比べて非常に強いので、極端に暗くジメジメとした環境でない限り枯れてしまうことはありません。形や育ち方にこだわらない方は、あまり神経質に置き場所を考える必要はないと思います。)

また、多肉植物は、元々乾燥地帯に生息する種であるため、乾燥を好みます。
よって、常に風が流れるような場所に置くのがベストです。
湿気があるような場所に置いておくと、根腐れを起こしてしまうことがあるので注意が必要です。

多肉植物の水やりのポイント

多肉植物は、葉に水分を蓄えることができるので、例えば1週間水をあげなくても枯れることはありません。
ただ、目安としては4日に1度の頻度で水をあげるといいと思います。

とはいえ、種類や土によっても異なるので、それぞれの種によって最適な水やりのタイミングを見計らうためには、葉のハリ具合を見てみましょう。
多肉植物が水を必要とするタイミングで鉢内に水が無ければ、葉に蓄えた水を使うため、葉が柔らかくなっていき、そのまま放っておくと葉がしぼんでいきます。
なので、葉を触って葉が柔らかい、ハリが無いと感じたところで水をやると失敗が少ないです。

水をあげるときは、鉢全体に行き渡るようにたっぷり水やりをします。

多肉植物に適した植木鉢

出処:goodroom journal

植木鉢は、できるだけ水はけの良いものを選びましょう
多肉植物は、成長するために水が必要ですが、水はけが悪いと根腐れを起こして成長の妨げになります。

よって、多肉植物の栽培には、水抜き穴が多いタイプの植木鉢が適しています。
我が家では、成長段階にある子株はセリアのスリットポット75mmで管理しています。

セリアのスリットポット

また、多肉植物のサイズに対してあまり大きな鉢を使うのはお勧めしません
鉢のサイズ=土の量=保水量ですから、例え水抜き穴が多い鉢でも、育てる多肉植物のに対してサイズが大きすぎると、その分乾きが悪くなってしまいます。

ちなみに、多肉植物栽培用のとにかく水はけが良い植木鉢を3Dプリンタで作成し、販売しています。
良かったら↓のリンクからアクセスしてみて下さい。

アネモネノネ – メルカリshops

多肉植物に適した土

多肉植物の栽培には無機質用土を使いましょう
無機質用土とは、鉱物や火山灰などの無機物が原料となった土で、つぶつぶと砂利のような見た目です。
通常の植物の栽培に使われる有機質用土に対して、水はけが良いのが特徴です。

一般的に、ホームセンターなどで売っている多肉植物用の土は基本的にこの無機質用土なので、それを選んでおけばあまり土選びに神経質になる必要は無いと思います。

特に肥料などは必要ありません。

多肉植物の手入れ方法

2年に1回ほど植替えをしましょう
あまり長期間植替えをしないと、根詰まりを起こし水を吸収できなくなってしまいます。

この時に、茶色い根(ブニョブニョしてる)や枯れた根を除去することをお勧めします。
長く伸びすぎてしまっている根も切ります。
植えた時に鉢の半分程度の長さになるようにカットすると良いと思います。

多肉植物を育てるメリット

多肉植物は非常に生命力が強く、簡単に増やすことができます。
葉挿しで葉1枚からも1株に成長できますし、胴切りで仕立直しついでに2株に分けることも可能です。
花が咲けば種も取れるため、違う品種との交配であなただけの品種が生まれる可能性もあります。
また子吹きと言って、育てている中で、子株ができるので、それを外して栽培することでも増えます。

他の植物に比べて成長は遅いのですが、栽培環境で同じ品種でも色や形が変化します。
増やして色々と実験しながら、あなたに合う育て方を見つけて行くことも魅力かもしれません。

多肉植物はどこで買える?

エケベリア系の品種は100円ショップなどでも入手可能です。
ただ、入荷直後のもの以外は成長している事がほとんどです。

それよりも、ホームセンターのガーデンコーナーで探す方が良い状態のものに出会えるかもしれません。

また、多肉植物専門店なども様々な品種を扱っている他、最近は街の花屋さんでも少量ですが扱っているところも多いです。

価格はピンきりですが、小さいものや増えやすい品種は100円〜1000円、珍しいものであれば3000円を超えてきます。

多肉植物は種類や見た目も様々なので、是非自分の好みに合った多肉植物を見つけてみて下さい。

まとめ

今日は、今人気の多肉植物の育て方についてご紹介しました。
多肉植物の魅力は、その見た目の可愛さと育て易さ、さらに増やすことができるという点です。
比較的生命力の強い種なので、すぐに枯らしてしまうということもないと思います。

まだ、多肉植物デビューしていない方は、是非今日ご紹介した方法で多肉植物を育ててみて下さい。

きっとその魅力にハマってしまうはずです。